Cervelo ASPERO disc & CANYON Grail インプレ
先日開催された、バイクデモイナギで計6台試乗したので、何回かに分けて、インプレ記事を書いていきたいと思います!
という訳で、今回のテーマ(?)は、「グラベル」と題して、サーヴェロの新バイク、「アスペロ」と、キャニオンの「グレイル」のインプレを。
Cervelo Aspero disc
試乗車の主なスペックは、
・コンポ シマノ GRX
・ホイール EASTON EA70AX
・タイヤ ドネリー MXP チューブレス 33C
今年の夏に発売されたばかりの、サーベロのグラベルバイク「アスペロ」。
アッセンブルされているコンポも、発売されたばかりのシマノのグラベル専用コンポ「GRX」という事で、かなりオフロード走行に特化した仕様となっています。
一番気になっていたのは、GRXのSTIレバー。
Di2の方と比べて、紐式の方はあまり特殊な形をしていないので快適性とか、握りやすさとかどうかなと思っていたのですが、結論から言うと十分な快適性がありました。
ULTEGRAのディスクと比べると少し小さく、程よい大きさでした。
クッション性もそこそこあったと感じました。
肝心の乗り心地ですが、すごく良かったです!
試乗コースは、オフロードでかなりデコボコだったのですが突き上げがすごくマイルドでした。なるほど、このマイルドさなら非舗装路を長距離乗るとき、すごく楽だな、と感じました。
ただ、ダンシングと加速は苦手っぽいと感じました。レースバイクじゃないので当然と言えば当然ですが、本当にグラベルに特化したバイクですね。シクロクロスに転用は無理そうです。
後は、サドルとシートポストはノーマルなのでココを変えてあげればかなり良いバイクになると思いました。
カラーリングもポップな感じで好きでした。
CANYON Grail Cf SL
試乗車の主なスペックは
・コンポ シマノ ULTEGRA DIsc
・ホイール DT SWISS C1800 Spline db
・タイヤ シュワルベ G-one Bite
Grailと言えば、やはりあの特徴的な二段構えのカーボンハンドルバー。
ハンドルの上段は、ステムに接続されてない&カーボン製なので、かなりしなって衝撃を吸収してくれると予想していたのですが、乗ってみると、あれ?と思ってしまうほどあまりしならなかったです。
これなら普通のカーボンハンドルとあんまり変わらないんじゃないかな、と感じました。
ただ、ハンドルが二層なのでバッグは単純に普通のバイクと比べて、二倍取り付けられるのでバイクパッキングをするなら、便利だと思います。
後は、下ハンを握るときにちょうど親指と人差し指の間に下段のハンドルが来てくれて、支えになるので、下ハンはかなり楽に握れました。
乗り心地は、良くも悪くもなくといった感じで、突き上げもそこまでマイルドにはなっていないかな、と思いました。
正直、特徴的なハンドルバーもあって期待値が高かった分、少し残念。
後、ラインナップからはもう消えているんですが、ULTEGRAのディスクのSTIレバーがかなり大きくて握りにくかったです。手が小さい人にはULTEGRAのDiscはあんまりオススメしません。レバーはGRXの方がいいと思いました。
フォローするなら、この試乗車のシートポストはアルミ製の、ロードバイクで使われるものと同じものでこれが突き上げの強さに大きく影響しているんではないかと思いました。これをカーボン製とかグラベル用のシートポストにしてあげれば、乗り心地も良くなる気がします。